MINI FORMULA WEB SEMINARミニフォーミュラWEBセミナー

小さいけれども本格的な競争自動車を考え、作り、走らせる。

かつてFormula SAEの創設メンバーの一人であり、それ以前は自らレーシングカーを運転し、開発した名エンジニアのCarroll Smithが著した「Prepare to Win]」「Drive to Win」「Tune to Win」「Engineer to Win」のシリーズ、そして「Carroll Smith's Nuts, Bolts, Fasteners, and Plumbing Handbook」は、'80年代の競技車両設計者たちにとって、クルマを考え、作る時の"バイブル"となっていた。この中で「Tune to Win」のみ和訳されている(「実践的マシンチューニング」グランプリ出版)。これらはいずれも現在では入手が困難である。日本では'70 年代に軽自動車のパワーパッケージを使った小型フォーミュラカー(フォーミュラ・リブレのカテゴリー)が生まれ、その設計の進め方を順を追って紹介する企 画が、モータースポーツ専門誌に掲載された。これも今、Formula Studentのマシンを考え、設計する際には非常に参考になるものだが、この活動に関わる学生諸君を含めて今日の人々がそれを目にする機会はほとんどな い。一方、世界的に盛り上がりをみせるFormula SAE=Formula Studentであるが、そのマシン企画・製作・実走開発にあたって参考になる文献、書籍はほとんどないのが実情である。もちろん、基本的な原理や運動力 学、構造力学などについては、大学で履修する内容がそのまま適用できるし、自動車工学の基礎も同様である。しかし「競技専用車両」のコンセプト・メイキン グ(FSに求められる「革新性」を含めて)からその具体化、実走に至るまでのプロセスの中では、それらの「教科書」には書かれていない発想法が、そして実 践的思考が必要となる。そこで、現代の自動車技術やモータースポーツのバックグラウンドに即した「何をどう考えれば、より良い成果が期待できるか」を読み解くもの、こうした競技車両の企画・設計・製作・開発の様々なステージに分けて解説する。読者が自ら考え、作る面白さをさらに高めていただきたい。

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